2024.8.5
庭づくりを依頼する前に知っておきたい“造園と外構”の違いと選び方

スキルの観点から見た「造園」と「外構」のちがい
こちらの記事では、私たちの考える理想の庭について、また代表である中島の経歴や会社のことなどをお伝えしていきたいと思います。
今回は「『造園』と『外構』において最も必要とされるもの」をテーマにお伝えします。
「造園」ではつくり手の感性が最重要
私たちdirect nagomiでは、「造園(ガーデン)」と「外構(エレメント)」の枠なく、両方を調和したお庭づくり(「ガーメントデザイン」と名付けています)をしています。「造園」とは、いわゆる日本庭園のような庭をつくるもので、一方「外構」は駐車場や門柱や塀などの構造物をつくる仕事です。造園と外構では、求められるスキルももちろん異なります。

造園において一番重要になるのは、つくり手が持つ感性。バランスのとれた空間をつくるのが庭師の仕事なので、「どういうお庭をつくっていきたいか」「美しい庭はこういうものだ」といった完成形のイメージがないと、いい庭を手掛けることは難しいと思います。ただし、つくり手の一方的な押し付けではダメです。住む人に「どう感じてもらえるか」という感覚も含めて感性が大切になります。
日々の造園の仕事で感性を磨いていく
もともとの感性は人それぞれですから、若くから「いいものを持っているな」と思う人はいますが、それが全くないという人もいないはず。むしろ造園の仕事をしていく中でそれをいかに磨いていくかが大事です。

京都の造園会社でキャリアを始め、お庭と外構づくりの両方に携わってきた代表の中島は、かつて石の積み方や張り方を何度もノートに描いて勉強していました。自然石は1つとして同じものが存在しないので、自分が理想とする形の石が現場で見つかるとは限りません。そのため、どういう石を前にしても最適な使い方を思いつけるように取り組んでいたのです。小さな石については動かして正確な形を描き写すことができますが、重量のある石については同じように全体の形を把握することはできません。なので、石の上に乗って歩いてみたりクレーンで石を持ち上げてみたり。そうやって少しずつ学んでいました。
「外構」では技術力が不可欠
対して、「外構」に求められるのは「指示通りに高さを合わせられる」「コンクリートを平らにならせる」といった正確な技術力です。造園では寸法が感覚的なこともありますが、外構では15cmと言われたらきっちり15cmに仕上げるといった正確性が欠かせません。たとえば駐車場にコンクリートを敷く場合は1m毎に1.5cm下げていくのが鉄則。その角度が保たれていれば、感覚的には平らなのに排水性もしっかり担保できます。

このように、造園と外構では必要とされる技術も感覚も違うので、造園・外構ともに手掛けられる業者は少ないと思います。近頃では、造園会社さんの仕事が減りつつあり、仕方なく外構工事も請け負うようになったというケースも耳にします。どちらの分野においても上手な職人さんもいらっしゃると思いますが、やはり求められるスキルが異なるため多くはないのではないでしょうか。実際に家を建てる際には、造園と外構を別々の業者に依頼するケースが一般的だと思います。
手前味噌になりますが、私たちdirect nagomiはお庭と外構の両方を手掛けることができる、希少な会社です。お庭・外構をともにつくりたい方は、ぜひご検討ください。
本テーマについて、境目研究家の安田さんと対談した記事はコチラです。
