direct nagomi

岐阜県美濃加茂市

庭園・外構・エクステリア

2025.12.31

理想の暮らしを聴くことから始める、庭と外構のデザイン・設計

庭・外構デザインと設計で暮らしは変わる

私たちdirect nagomiは「家に着せる衣服の仕立屋さん=ガーメントデザイナー」として家が素敵に見え、暮らし心地もいい庭や外構づくりに日々臨んでいます。庭と外構の両方に十分な経験を持ち、建物・周囲の景観・暮らし方までを一体として捉えながら、調和の取れた空間として形にできる存在は、多くはないのではないでしょうか。

これまでいくつかの記事で、設計の考え方、植栽の選び方、視線や動線への配慮など、私たちが庭づくりで大切にしている要素を個別にお伝えしてきました。本記事ではそれらを一つにまとめ、direct nagomiに庭づくりを依頼すると、どのような考え方で、どのような空間が生まれるのかを全体像としてご紹介していきたいと思います。

これから庭づくりを考えている方にとって、完成後の風景や暮らしのイメージが自然と浮かぶような内容になれば幸いです。

目次

お客様のご要望と、住まいの雰囲気を踏まえた庭づくり

お客様のご要望と、住まいがもつ雰囲気の両方を大切にした庭づくり。これは、私たちが常に重視している考え方です。どんな暮らしを実現したいのかという未来のイメージと、その家がすでに醸し出している空気感をいかに自然に結びつけられるか。そこにこそ、プロとしての力量が表れると私たちは考えています。お客様の想いを丁寧に受け止めながらも、建物や周囲の景色を見極め、庭だけが浮いてしまわないように住まい全体と調和する形へと整えていきます。

<参考記事|お客様の声>

日常から非日常へと続く治療院の風景。

お客様の希望を超えた提案。 

子どもが駆け回り、家族が憩う。

お客様の想い・ご要望に寄り添う

庭づくりは、設計やデザインから始まるものではありません。まず大切なのは、お客様のお話をじっくりとお聴きすることです。どんな時間を過ごしたいのか、どんな景色に心が落ち着くのか、庭にどんな役割を求めているのか。さらに、家族構成や車の台数、リビングから外へ出たときにしたいことなど、日常の動線や使い方についても細かく確認していきます。

お客様が思い描いている「なんとなくのイメージ」を丁寧に言葉にし、生活背景とともに整理していくこと。それが庭づくりにおいて、私たちが最も大切にしている工程です。このヒアリングをもとに庭のイメージを明確にし、空間全体の方向性を定めていきます。

岐阜県美濃加茂市‗お庭の設計・デザイン‗枯山水を備えた茶庭

建物・お部屋との調和

お客様のご要望や庭の使用目的が明確になったら、次に建物そのものに目を向けます。建物の色や大きさ、形状、窓の配置やサイズ。そうした要素から受ける印象をもとに、庭のデザインを組み立てていきます。角ばりや丸みに応じて、形や配置だけでなく用いる資材も変えます。色味のバランスも重要で、建物と調和しない外構は、どうしても違和感が生まれてしまいます。これらが適切に噛み合うことで、敷地全体に一体感が生まれます。家・庭・風景をひと続きの空間として捉えるノウハウもあるため、お家が完成していない段階でのご相談にも対応可能です。

また、お部屋の空気感も大切な判断材料です。和室の前には和の雰囲気が感じられる庭を。近年は和でも洋でもない住宅も多く、どちらかに寄せすぎず、その場の雰囲気に合った落としどころを探っていきます。絶対的な正解があるわけではなく、その住まいに合った提案を大切にしています。

岐阜県美濃加茂市‗お庭の設計・デザイン‗お家の色と外構の色を統一

施行事例)岐阜県美濃加茂市S様邸では、門柱・アプローチ・外壁をお家の色味に合わせてグレーで統一しました。

周囲の景観を確認・活用

建物の外観に加え、周囲の景観も欠かせない要素です。周辺環境は、実際に建物の中からの眺めも重要なので、新築の場合は完成後にデザインを本格的に考え始めます。

周囲の景観も重視するのは、私たちがその場所が本来もっている価値を最大限に活かしたいと考えているからです。隣家の木々や遠くの山並みなど、外部の景色を借景として取り込むことで、空間が広がり豊かになることもあります。

たとえば、近くに山がある場合は、景色として自然につなげやすく、敷地内にもその続きがあるような佇まいを目指します。山がなくても、雑木林があれば借景としては十分です。家の中からは見えなくても、道路に出ると山が見える場合でも、うまく周りとつながるように石の据え方や植栽を工夫していきます。

岐阜県川辺町‗お庭の設計・デザイン‗山を借景に

施工事例)岐阜県川辺町K様邸では、庭向こうに見える美しい山を借景として活用しました。

お庭全体のバランスを意識して図面作成

家の内外から見た印象を踏まえ、図面を作成していきます。どこでどんなふうに過ごせたら心地よいか、室内から見たときにどんな景色が広がっていたら心がはずむか。そうした想像を重ねながら、庭石や雑木を一つひとつ選定していきます。お客様が庭で過ごす時間を思い浮かべるほど、アイデアは自然と広がっていきます。

この工程で特に意識しているのは、庭全体のバランスです。家、庭、門、駐車場などどれか一つが主張しすぎることなく、すべてが調和した一つの風景として成立させること。違和感のない、美しく落ち着いた空間づくりを目指しています。

岐阜県美濃加茂市‗お庭の設計・デザイン‗図面

施工事例)岐阜県美濃加茂市H様邸の図面です。こうしたプランをつくってお客様にいつもご提案しています。

暮らしの中に自然を取り戻す庭

庭は「五感で味わう暮らしの場」だと私たちは考えています。風の通り、光の入り方、季節ごとに移ろう色や香り。そうした変化を日常の中で感じられることが、暮らしの豊かさにつながります。忙しい日々の中でも、お庭を通して「心のゆとり」を取り戻せること。そして、自宅にいながらまるで自然の中に身を置いているような心地よさを味わえること。それが、私たちが目指す庭づくりのテーマのひとつでもあります。

自然に近い形でお庭を再現

direct nagomiが目指すのは、できる限り自然に近いかたちで再現された庭、人工物と自然が上手く調和した空間です。人工物だけで構成された庭は、どこか無機質で味気なくなりがち。一方で、手を加えないままの自然は、暮らしの場としては荒々しすぎます。その中間にある、ほどよく整えられた自然。眺めているだけで気持ちが落ち着き、深呼吸したくなるような風景こそが、私たちが理想とする「自然に近い庭」です。

こうした空間を実現するために、塀や生垣といった明確な境界を私たちはほとんど用いません。その代わりに、目隠しとなる樹木をポイントで配置したり、敷地の高低差を活かしたりすることで、自然な区切りを生み出します。

岐阜県加茂郡富加町‗お庭の設計・デザイン‗自然な境界

施工事例)岐阜県富加町I様邸では、庭と畑の区切りを石積みでつくり、自然な境界にしました。

雑木・植物の選択について

一般的な庭づくりでは、樹種や高さを指定して仕入れた木を配置することが多くありますが、私たちは1本1本の木の形や組み合わせ、その隙間までこだわっています。建物の佇まいや敷地の雰囲気を丁寧に読み取り、そこにふさわしい樹木を選びながら、庭全体のイメージを組み立てていきます。雑木は、多くのスタイルに自然となじみやすく、強い和風テイストを除けば、幅広い空間に応用が利くのも特徴です。

仕入れのタイミングによって出会える木の形はさまざま。樹種を細かく指定していただくよりも、ある程度お任せいただいた方が、その場所にとって最適な組み合わせをご提案できます。とはいえ、私たちが勝手にお庭をつくるわけではないので、「こういう色の花を楽しみたい」「こういうふうに紅葉させたい」とご要望があればお伝えいただけると嬉しいです。

岐阜県美濃加茂市‗お庭の設計・デザイン‗多様な下草・雑木

施工事例)岐阜県美濃加茂市W様邸では「お花や木々など緑あふれる洋風なお庭にしたい」というご要望に合わせてミモザやオリーブなど海外樹種も取り入れ、下草やお花も四季折々の品種を植栽しました。

雑木・植物の組み合わせについて

雑木や草花を組み合わせる際には次の点を意識しています。

  • 高低差
    敷地自体の隆起をつくったり、高木・低木・草花を重ねたりすることで、奥行きと立体感のある景観をつくります。

  • 色彩・質感
    葉の色や形、開花時期の異なる植物を組み合わせ、四季を通して変化を楽しめる庭に仕上げます。

  • 配置
    均等に並べるのではなく、自然の中にあるような「寄せ」のリズムを意識してグループ化します。視線が抜ける場所と植栽がまとまる場所のバランスも大切です。

  • 余白
    あえて植えすぎず、余白を残すことで空間に品が生まれます。手入れのしやすさや、暮らしの負担を抑えることにもつながります。

岐阜県‗お庭の設計・デザイン

長く心地よく使い続けられる庭

四季を感じられる庭や外構は、暮らしに豊かさをもたらします。しかし、管理が負担になってしまってはその魅力を長く楽しむことはできません。私たちが大切にしているのは、風情や自然らしさを損なわず、無理なく維持できる「ちょうどいいバランス」。手をかけ続けなければ成り立たない庭ではなく、日常の延長として付き合っていける庭を目指しています。

5年後10年後の美しさまで考えた庭づくり

完成した瞬間の美しさだけでなく、5年後10年後の美しさまで考えてお庭を手掛けています。木を植え、自然石を据えることで、今よりも来年、来年より再来年と、美しさが増していくような空間をつくりたいと考えています。将来、「この庭にしてよかった」「思ったより手がかからない」そう感じてもらえることをゴールに、未来から逆算して最適な庭のかたちをご提案しています。

岐阜県‗お庭の設計・デザイン

「引き算の美学」で手間を減らす

庭づくりというと、植栽や装飾を次々と加えていくイメージを持たれるかもしれませんが、私たちが重視しているのは「引き算」です。要素を増やしすぎないことで、手入れの負担が大きく軽減されながらも、自然豊かで美しい景観に仕上がります。本当に必要なものだけを残す。その見極めこそが、自然で美しく、なおかつ長く付き合える庭につながります。

岐阜県‗お庭の設計・デザイン

年齢を重ねても楽しめる「省管理設計」

「若い頃は芝刈りも楽しかったけれど、今は草取りや剪定が負担になってきた」という声をこれまで何度も耳にしてきました。暮らし方や体力は年齢とともに変化する一方で、庭のメンテナンスの重要性はより高まります。だからこそ、ライフスタイルや体力の変化があっても庭のある生活を心地よくお送りいただきたい。そんな想いから、段差の少ない動線や雑草が生えにくい構造、手入れがほぼ不要な樹種選定など維持管理の省力化を設計時から意識しています。

岐阜県関市‗お庭の設計・デザイン‗メンテナンスしやすい雑木

施工事例)岐阜県関市O様邸では、お客様のライフスタイルや体力の変化も考慮してハクサンボク・アオダモ・ミツバツツジ・ヒメシャラなど比較的メンテナンスが簡易な雑木を植栽しました。

お庭の使いやすさまで考慮

庭は日々の暮らしとつながる空間だからこそ、使いやすさも大切。使い勝手を考えるうえで欠かせないのが、生活動線の確認です。

たとえば、庭と駐車場を仕切る壁が高すぎると、出庫時の見通しが悪くなり、毎日の動作がストレスになってしまいます。そうした不便さが生まれないよう、施工後の暮らしをイメージし細部まで配慮します。また、リビングから続くテラスが道路に面している場合は、人通りや車の音にも注意が必要です。視線や音が気になれば、せっかくの庭も落ち着けない場所になってしまいます。必要に応じて、木々や見通しに配慮したオブジェクトなどで音や視線をやわらかく遮る工夫を施します。

生活動線は、今だけでなく10年後を見据えて考えることが重要。ライフスタイルの変化に寄り添える設計こそが、庭のプロとしての役割です。

岐阜県可児市‗お庭の設計・デザイン‗機能的に使いやすく広い駐車場

施工事例)岐阜県可児市M様邸では、機能的に使いやすく広い駐車場へリガーデンしました。

プライベートに偏りすぎず、開放感のある庭

庭は、家と外とをやさしくつなぐ「癒しの空間」。だからこそ私たちは、レースカーテンを閉め切らずに、自然を感じながら暮らしていただける環境を大切にしています。庭を単なる外構としてではなく、「家の一部」として室内から眺め、日常の中で楽しんでほしいのです。

プライベート空間を確保することは重要ですが、閉じすぎてしまうと、庭本来の心地よさや開放感は失われてしまいます。家の中からはきちんと庭が見え、外からは生活の様子が見えにくい。そんな相反する条件も、設計の工夫次第で両立できます。

愛知県一宮市‗お庭の設計・デザイン‗開放感のある庭

施工事例)愛知県一宮市Y様邸では、お庭の周囲に特別人目が気になるエリアがなく、目線を遮るような対策をしていません。開放感のある風景を楽しめるお庭に仕上がっています。

植栽で風景に馴染む目隠しを

外からの視線を遮る方法として、私たちは塀や生垣を多用するのではなく、できるだけ周囲の風景に馴染む植栽を選びます。プライベート性が特に求められる部分は、門柱などでしっかりと視線をコントロールし、それ以外の場所は植栽越しに向こう側が感じられるように整えます。生活感が出やすい部分を適度に隠すことで、全体の印象はすっきりと上品に。また、道路際まで植物が連続することで奥行きが生まれ、家全体が緑に包まれているような雰囲気になります。

適度に視線が抜ける庭は、外から人の動きが見えやすく、防犯性も高まります。実は、敷地内に侵入されてしまうと高い塀や壁のほうが外からの視線を遮り、不審者にとって身を隠しやすい環境をつくってしまいます。

岐阜県関市‗お庭の設計・デザイン‗20種類ほどの樹木と石を組み合わせた目隠し

施工事例)岐阜県関市Y様邸では、プライバシーを保ちながらもウッドデッキでご家族がくつろげるように、20種類ほどの樹木と石を組み合わせることによって目隠しを手掛けました。

外部の視線の高さまで考慮

外からの視線を遮る設計を考える際に重要なのが、通りを行き交う人の視線をきちんと遮れているか。ここが不十分だと、日常生活の中で常に外からの視線を気にすることに。意外と見落とされがちなのが、車からの視線です。歩行者よりも低い位置からの視線になるため、それの高さに合わせて植栽や構造物を配置する必要があります。これはプライバシーの確保だけでなく、防犯の観点からも欠かせないポイントです。

岐阜県関市‗お庭の設計・デザイン

以上、direct nagomiが大切にしている庭と外構のデザイン・設計方法についてご紹介してきました。

建物や周囲の景観、日々の動線やこれからのライフスタイルなど。そうした一つひとつを丁寧に読み取りながら、庭と外構を暮らしの一部として設計することで住まい全体の居心地は大きく変わっていきます。

これからお庭づくりを検討される方には、「どんな暮らしを、この庭で重ねていきたいか」をぜひ思い描いていただけたら嬉しいです。お庭や外構についてのご相談は、どうぞお気軽にお声がけください。


これまで作った庭の写真なら、direct nagomiの施工事例をご覧ください。

お庭づくりをお考えの方、外構リフォームにお悩みの方、家や街並みと調和する、あなたとあなたの家族の為だけの庭づくりをしませんか?

施工時だけでなく、施工後のメンテナンスにも配慮しながら、あなたの想いを反映させたオリジナルなお庭(「ガーメント」)を提案します。

愛知県から岐阜県にかけて、美濃加茂市・可児市・関市・富加町・坂祝町・岐阜市・各務ヶ原市・多治見市・土岐市・愛知県犬山市・小牧市での庭づくりならdirect nagomiにおまかせください。

境目研究家の安田佳生さんとの対談企画
「ガーメントデザイナー中島秀章がつくる庭 四季の装いがある家」

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