2025.12.31
美しいお庭の維持には欠かせない剪定とは?

剪定に対するdirect nagomiの想い・考え
実は、施工が完了した時点ではお庭はまだ完成していません。そこから時間をかけてメンテナンスを重ねることで、土地に馴染み、生活に寄り添いながら、少しずつ理想の姿へと近づいていくのです。
庭にとって重要なメンテナンスの中でも私たちが特に大切にしているのが、植栽の剪定です。長い時間をかけ、手入れを積み重ねることで植えた木の魅力が引き出されていきます。木々の状態に目を配り、適切な剪定を続けていけば、10年後、20年後にも美しく育っていく庭を見ることができるでしょう。
本記事では、植栽の剪定をおこなう目的をはじめ、剪定に適した時期や頻度、具体的な作業内容などについて、わかりやすくご紹介します。
目次
剪定をおこなう目的
①美しい景観を整える
剪定は、単に不要な枝を切る作業ではなく、樹木の姿を整え、庭全体の印象をつくる大切な工程です。伸びすぎたり、詰まりすぎた枝を整理することで、木本来の自然な樹形が引き立ち、季節の変化も感じやすくなります。住まいと庭の調和を保つためにも、景観を意識した剪定は欠かせません。
②植栽の肥大化を抑える
地面に直接生えている木は根を広げながら成長し、それに伴って幹も太く、高く伸びていきます。養分を多く吸い上げるようになると葉の量も増え、結果として枝葉が過密になり、メンテナンスも大変になってきます。家の中が暗くなったり、屋内からの眺めが悪くなったりすることもあります。こうした状態を防ぐために、人の手で定期的に剪定を行い、養分の流れと成長のバランスをコントロールすることが重要です。
③良好な生育の促進
不要な枝を減らすことで、樹木全体に日光が行き渡り、風通しも良くなります。湿気がこもりにくくなり、病害虫の発生を予防する効果も期待できます。結果として、樹木は健やかに育ち、長く美しい状態を保つことができるのです。

剪定をプロに頼むべき理由
direct nagomiでは、剪定については庭のプロフェッショナルである職人への依頼を推奨しています。ポイントを押さえた職人の技術で違和感のない仕上がりになります。一方で、ご自身で切ったり、インターネットで探した安い業者さんでは枝や葉の切り口が見るからに「切りました」と不自然な感じになることも。部位にもよりますが、不格好な状態から自然な樹形に戻すのには2~3年かかることもあります。
特に高所については熟練の技術が必要です。はしごを使ったり木登りをしたりと、訓練を積んでいない一般の方々には危険な作業もあり、樹全体の形をイメージする「見る」力が求められるからです。

剪定の作業内容
たとえばdirect nagomiでは、庭木として雑木をよくセレクトしています。雑木は葉の量が比較的少なく、剪定の仕方で印象が大きく変わります。雑木剪定の基本は伸びている太い枝の根元から切ること。自然に伸びた枝ぶりを活かしながら、不要な枝を整理していきます。枝先だけを切ってしまうと、不格好な樹形になりがちです。根元から思い切って切ることで、他の枝とバランスが取れて、自然な高さに整い、数年後にはそこに枝があったことも分からなくなります。コツは「ちょっと切り過ぎかな」というくらいまで切ることです。
また、切る際は刃を枝に対して90度で入れるのがポイントです。幹から斜めになるようなイメージで切ると、断面はやや目立ちますが切断箇所に水が溜まりにくくなり、腐りや傷みを防ぐことができます。

剪定の時期・頻度
剪定には、樹木の種類や成長サイクルに合わせた「適したタイミング」があります。一般的には、常緑樹は夏(6〜8月)、落葉樹は秋(10〜12月)に剪定するのがベスト。時期としては、夏と秋の年2回を基本に、樹木の成長具合を見ながらその間に軽い手入れを1回入れるイメージで、年間3回程度の剪定が理想的です。そのうえで、ちょっとしたお手入れはお客様ご自身でやってもらえると、庭への愛着も深まり、樹木の変化にも気づきやすくなるでしょう。
ただし、樹木の成長速度は、木自体の個体差や植える場所、土壌との相性によって大きく異なるため、状況に応じたメンテナンスが必要です。direct nagomiでは、施工の段階から将来の維持・管理を見据え、お客様から特別なご要望がない限り、成長がゆるやかな雑木を選定しています。そのため、剪定の頻度も過度に多くならず、無理なく庭を育てていけます。

剪定の難易度が高い樹種の例
日本では古くから親しまれ、美しい景観をつくる木であっても、お庭のメンテナンスという視点では、あまりおすすめできない樹種もあります。庭に迎える際は、その魅力だけでなく、剪定にかかる手間や技術も理解したうえで検討することが大切です。
①松
松は、手入れに時間も費用もかかる代表的な木です。樹高が3.5メートルを超えると、熟練の職人でも1本に丸1日かかることもあります。最初にハサミで不要な枝を落とし、その後は葉を一本一本手でむしる「葉むしり(芽摘み)」をおこなう必要があるためです。たとえ形が整っていても、1〜2年放置すると元に戻せないほど姿が崩れてしまうのも松の難しさです。
②桜
桜は、庭のプロでも特に気を使う樹木です。剪定後の切り口が治りにくく、そこから菌が侵入しやすいため、腐りやすいという特徴もあります。結果として、木全体が弱ってしまうことも少なくありません。枯れ枝が残ると景観を損ねるだけでなく、強風で折れたり倒れたりする危険もあります。時期や切り方を慎重に見極めた繊細な管理が求められます。
③もみじ
もみじは、季節の変化を感じさせてくれる非常に魅力的な木ですが、美しい状態を保つには知識と経験が欠かせません。成長がかなり早いので、維持するのもかなり大変。さらに、自然な樹形を楽しむ樹種だからこそ、剪定そのものが難しいという側面もあります。大きく切りすぎると、そこから勢いよく枝が伸びてしまうこともあり、「切ったことがわからないように整える」繊細な手入れが求められます。

剪定費用に関して|3年間のメンテナンス
また、私たちが手掛けたお庭に関しては完成後3年間のメンテナンスをお付けしています。お客様に引き渡す時点で一旦の完成ではありますが、3年かけて木々の成長に合わせながら庭木をバランスのいい形に仕上げていきます。木々の確認・剪定を中心に、外構の修理などどんなご相談もお伺いします。いつまでもお客様に楽しんでいただける、オンリーワンのお庭を提供するため、施工後も責任をもって管理・維持のお手伝いをしたい想いからはじめた取り組みです。もちろん3年経った後も、丁寧にメンテナンス対応をさせていただきます。
以上、お庭を美しく維持するためには欠かせない「剪定」についてご紹介してきました。お庭の手入れを重ねることで、いつまでも自然を身近に感じられる空間を楽しめます。想像されているほど大きな費用や負担がかかるものではありませんので、ぜひお庭のメンテナンスも欠かさずに続けていただけると嬉しいです。
これからお庭づくりを検討されている方は、ぜひ気軽に私たちにご相談ください。
これまで作った庭の写真なら、direct nagomiの施工事例をご覧ください。
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