2024.9.5
direct nagomiがこだわる「庭の境目」

塀や生垣に頼らずにお庭の境界を手掛ける
こちらの記事では、私たちの考える理想の庭について、また代表である中島の経歴や会社のことなどをお伝えしていきたいと思います。
今回は「自然を活かしたお庭の境界デザイン」をテーマにお伝えします。
「自然に近い庭」を実現するための境界デザイン
庭といえば、一般的に塀や生垣などで囲まれて「仕切られた空間」としてつくるイメージがあるかもしれません。しかし、私たちdirect nagomiはお庭をつくる際に塀や生垣をほとんど用いません。スペースの一部に目隠しとなるような木を植えたり、高低差を利用したりすることによって、自然な境界をつくり上げ、整ったお庭へ完成させます。

このような境界のデザインを心がけている一番の理由は、「自然に近い庭」を目指しているからです。
自然を活かしてお庭の境界を生み出す理由
住む方にとって生垣を維持・管理するためのコスト負担が大きい点も、自然を活用して境界をつくる理由です。生垣を機械で整えると、どうしても切り口が目立ってしまいます。そのため、綺麗に仕上げようとすると手作業で丁寧に剪定しないといけません。とはいえ、生垣では成長が早い樹種を使うことがほとんど。ゆえに、すぐに同じ手入れが必要になり木々がボサボサになってしまいやすいです。
このような状態になってほしくないので、私たちは庭づくりの手間をかけてでも自然な目隠しを実現することに努めています。目指しているのは、家の中から外に人がいることが少し見えるくらいのバランスです。

自然な目隠しは防犯面で不安に思うかもしれません。しかし完全に視界が塞がれている塀や壁の方がむしろ危険という考え方もあります。そもそも、相当高い壁でない限りプロの泥棒たちは簡単に登れてしまいます。敷地内に一度入ってしまえば、死角を生み出す塀や生垣は彼らにとって姿を隠してくれるありがたい存在に。反対に、隙間が開いている庭の方が泥棒の動きが外から見えるためかえって安全です。
このように、維持コストも安く安全性も高いことからも、あえて空間をあけるという提案を私たちはしています。
塀や生垣を使わないお庭のメリット
私たちが手掛けるお庭では、敷地の境界線として低く石やブロックを積むことはありますが、塀や生垣がないため隣家の土地と明確に境界がわかるようなものはありません。今のところ、近隣の方から「自分の家の塀を隣に使われている」「うちはちゃんと塀をつくったのに、隣はなぜつくらないんだ」などといった苦情をいただいたことがないのもありますが、隣家に塀がある場合はこちらはなおさら建てない方がいいと私たちは考えています。

塀は、土地の境界ギリギリに建てず、3~5㎝余裕を持って設置していくもの。そうすると塀と塀との間にはどうしても隙間が空いて、この部分に草が生えても誰も抜けない状態になります。こうしたことを避けるためにも、隣のお家に塀がある場合は、こちらはなるべくつくらないようにしています。
また、塀や生垣を取り入れないお庭では、空間が空いているので開放感が得られるというメリットも。景色がその先もつながって見えるかどうかでお庭の印象はかなり変わります。
こういうわけで、私たちは境界のデザインについても毎回ベストを考えながらお庭をつくっているのです。
本テーマについて、境目研究家の安田さんと対談した記事はコチラです。
