2025.1.13
各務原市朝日町で6棟分をまとめたお庭をつくる①

雨天時に池が現れる庭
こちらの記事では、私たちの考える理想の庭について、また代表である中島の経歴や会社のことなどをお伝えしていきたいと思います。
今回は「街並みづくりに関わった事例を詳しくご紹介」として、各務原市朝日町に手掛けたお庭をテーマにお伝えします。
6棟のお庭づくりに至る経緯
これまでの記事でも時折触れてきましたが、岐阜県各務原市朝日町で1か所にまとまった6棟のお庭全体、街並みを手掛けた事例について詳しく紹介します。
この案件は、岐阜県各務原市を拠点に家づくりをしているいがみ建築工房さんからお声がけいただいたものです。この会社様でも複数棟をまとめて建てるのは初めての試み。普段とは異なり一度に6棟の建設を進める試みは、大きな挑戦だったことでしょう。ただ、どんなに素敵な家をつくっても、周りの景色とのバランスで見え方が変わってしまう。それならば街並み全体をデザインしてしまえばいいのではないか、と思い至ったそうです。

私たちも1軒のお庭でできることの限界を感じていたことがあるのでこの想いに共感し、一緒に取り組みました。スケジュールの都合上、建物と同時に庭の施工も進めることに。全体的な構造としては、マンションのように6棟それぞれに旗竿のような形の敷地があり、またそれとは別に共有スペースとして家々の真ん中を通る道路があります。
雨が降ると現れる池
この共有地の一番奥にあるのが「雨が降ると現れる池」です。元々の土地が奥に向かって坂道を下るように低くなっていたため、突き当りにある畑に水が流れるのを止めたいというご要望が元々ありました。自然に水が浸透していく処理をする暗渠排水の効果で多少の量なら問題ないものの、大雨では防ぎようがない。

この課題を解決するために畑の手前に、溢れた水がたまる池を提案したのです。単に穴を掘っておくことでも排水は可能でしたが、せっかくなら素敵なをつくれたらと思い、このアイデアを出しました。
天候に応じて楽しみ方が変わる庭
家々の真ん中を通る通路から小川のように水が流れて、それが一番奥に溜まるようになっています。石がきれいに積んであり、日本庭園にあるちょっとした水路と池のようなイメージ。雨の時にしか楽しめない景色です。

晴れているときは、周りに置いている平らな石をベンチ代わりに腰かけられる。そこでゆっくりお話でもしてもらえると嬉しいですね。このように季節だけでなく天気によっても景色の違いを楽しめる空間に仕上げています。
朝日町での施工は私たちにとっても有意義な経験になりました。この事例のように街並みづくりに関われる機会があればぜひまたチャレンジしてみたいです。
本テーマについて、境目研究家の安田さんと対談した記事はコチラです。
