2025.1.29
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」は正しいのか

樹木の特性や周囲の景観を考慮した剪定を
こちらの記事では、私たちの考える理想の庭について、また代表である中島の経歴や会社のことなどをお伝えしていきたいと思います。
今回は「桜と梅の手入れ」をテーマにお伝えします。
桜の伐採は簡単でない
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざをご存じでしょうか。桜は剪定が難しいため素人は切ってはいけない、逆に梅はしっかり手入れしないといい実がつかないということを意味しています。
庭のプロフェッショナルである私たちでも桜の対応には気をつかいます。切り口が治りにくく、そこから菌が入ることで腐りやすい。結果、木全体が弱ってしまうからです。枯れ枝が残っていると景観も美しくありませんし、風で倒れたり折れたりすると危ないので、一定の調整が必要です。

ただし、そのやり方には注意しないといけません。コツとしては枝に対して90度で刃を入れること。幹から斜めになるようにするイメージです。断面が少し目立ちますが、そう切ると切断箇所に水がたまらないのです。また、桜については幹のぎりぎりでカットするとその部分から枯れやすくなるため、それを防ぐという意味でも有効です。
木の特性や景観に気をかけたメンテナンスを
対して、梅は成長が早く無駄な枝を取り除かないとよい花や実がつかなくなります。ことわざ通り、基本的にはしっかり剪定する方がいいでしょう。

もっとも、桜を切ってはいけないわけでもなく、梅もやみくもに切ればいいわけでもありません。木の特性を見ながら、負担をかけずに景観にも配慮してきれいな樹形を保っていくことが重要。形の点では、実は一切手を入れずに自然なままに成長させた方が整います。剪定の一番の目的は、風が通らないことで虫がつきやすくなったり、日が届かないことで枝が弱ってしまったりするのを防ぐ点にあります。

ちなみに枯れているかどうかは見た目でもわかりますが、幹を爪で少し削り、中が青っぽいか茶色かで判断することもできます。樹木の管理にはたしかな知識や経験が大切です。
本テーマについて、境目研究家の安田さんと対談した記事はコチラです。
