2025.2.10
サンゴの石垣(野面積み)で囲まれた民家

野面積みによってサンゴの石垣をつくる竹富島
こちらの記事では、私たちの考える理想の庭について、また代表である中島の経歴や会社のことなどをお伝えしていきたいと思います。
今回は「野面積みによる石の活用」をテーマにお伝えします。
石灰岩を積み上げる石垣
direct nagomi代表の中島が定期的に対談をしている境目研究家の安田佳生さんが、沖縄の竹富島に先日旅行されたとのこと。この島では町中の民家が野面積みの石垣で囲まれています。野面積みとは、大きさや形もバラバラな石を組み合わせて隙間なく積み上げる手法です。石同士がぴたっと嚙み合うように、現場で細かく加工しています。多くの日本のお城では、この技法によって石を組み上げてきました。

ただ、手間がかかるぶん費用も高くなるので、民家で取り入れることは珍しい。一般的な住宅では、ブロックを重ねてモルタルを塗ることが多いんです。竹富島は石灰岩であるサンゴ礁の隆起でできたため、豊富に採集されるこの岩がセメントなしで美しく積まれています。職人さんが一つ一つ形を見極めているそうです。
石灰岩を外構で使う際の注意点
石灰岩はとても軽いものの、隙間を作ることで台風など風の力を和らぐことが可能ですし、水はけもいい。沖縄では透かし模様の入った花ブロックもよく使われますが、こちらも強風に耐えられるみたいです。一方で、衝撃にはあまり強くありません。そういう意味では、「地震の少ない地域だからこそ培われてきた技術」と言えるでしょう。同じ材料があれば沖縄で見られる石垣を本州でもつくれるのですが、裏側からコンクリートで補強するなど揺れへの対策を考える必要があります。

余談ですが、各所にあるお城のものだと、石同士がしっかりかみ合っているものならその重みで強度があるはず。またジブリパークで導入されているように、石だけで積む技術の「空積み」によって耐震性を高めるケースもあります。
本テーマについて、境目研究家の安田さんと対談した記事はコチラです。
