2025.3.7
なぜ中国で巨大日本庭園をつくることになったのか

中国での巨大日本庭園づくりの詳細①
こちらの記事では、私たちの考える理想の庭について、また代表である中島の経歴や会社のことなどをお伝えしていきたいと思います。
今回は「中国での巨大日本庭園づくりの詳細①」をテーマにお伝えします。
現地スタッフたちと大規模なお庭を施工
前回の記事で紹介した中国での取り組みを詳しくお話していきます。
現地で20~30名の方々に手伝ってもらいましたが、全員が庭師ではありません。石を扱える人や植物のベテランもいれば、ただお掃除するだけのお爺さんもいたり。代表の中島たちが彼らに指示を出し、滝・池の施工や植栽などを進めていきました。

8tもある石の吊り上げなど主要なところは中島が対応。今回はお庭のスケール感に合わせ、1石でだいたい4m×2mのものを扱いました。これほどのサイズは日本の案件では通常使いません。大きくても2m×1mで2tの重さまでです。代表が京都で働いていた時の社長がベテランならではの経験を活かし、この石材を選択。800tまで対応できるラフターと呼ばれる重機で持ち上げました。
言語の壁を乗り越えての日本庭園づくり
現地には、中国庭園を作っていた人や石の彫刻ができる人もいたおかげで、作業は想定以上にスムーズでした。コミュニケーションについては、同行した大阪の設計事務所の方が中国出身で、通訳としてサポートに入っていただけました。私たちが日本語で伝えた内容を、彼が中国語で通訳してくれる。…とは言え、専門的な表現は伝わりづらく多少の苦労はありました。

昨今、中国の富裕層の中では日本庭園が人気だそうです。この層を納得させる本格的な空間を実現するためには、どうしても日本の庭師が必要。こうした背景から、言語的なハードルがあったとしても、私たちに依頼したのだと聞きました。
中国で日本庭園を手掛けた価値ある経験
この敷地に建設されているのは現代的なマンションです。外壁が無機質なので、日本庭園とそこまで違和感はなさそうでした。率直な印象で言えば、敷地が壮大すぎて全体的なイメージの統一は図りにくい。私たちが担当したのは、何千坪という広さの中で400~500坪の敷地ですから、「敷地内の一部が日本庭園になっている」感じです。

当時はまだ周りが全然できていない中で私たちの担当箇所だけ先に完成したので、全体としてどんな空間に仕上がるのか、不安と楽しみがありました。海外で大規模な案件に携わる機会をもらえたのはとてもありがたかったです。
本テーマについて、境目研究家の安田さんと対談した記事はコチラです。
