2025.3.12
日本の庭師が海外で求められている?

中国での巨大日本庭園づくりの詳細②
こちらの記事では、私たちの考える理想の庭について、また代表である中島の経歴や会社のことなどをお伝えしていきたいと思います。
今回は「中国での巨大日本庭園づくりの詳細②」をテーマにお伝えします。
お庭の施工現場に関する中国の現状
前回、前々回につづき、中国でのお庭づくりについてのお話です。
滞在した街中は美しく整えられており、デジタル設備も整えられているスマートシティ。
電気自動車がたくさん走っていたり、どこに行ってもキャッシュレスだったり。
屋台までもキャッシュレス対応しているのには驚きました。
対して、庭づくりの現場はまだまだアナログ。石を吊り上げるワイヤーやてこの原理で持ち上げるバールなど、小回りの利く道具があまり揃っていません。代表の中島が京都で勤めていた時の会社の社長が今回で5回目くらいの中国出張で、そのあたりの事情はよくご存知。ワイヤー等をあらかじめ日本から持って行っていたおかげで助かりました。

穴を掘る重機も巨大なものしかなく、作業で入れる場所が限られる苦労もありました。土地が広く、大型機でないと終わらない工事が多いからでしょうか、中国では小型用がそれほど生産されていないようです。
中国での庭づくりで一番大変なこと
国内での環境に慣れている私たちは、「普段使っているあの細かいコテがあればなぁ」と思うことも(笑)。こうした細部へのこだわりが付加価値となり、日本の庭師が呼ばれるのかもしれません。美容師さんや寿司職人など同様に、海外で仕事をするケースが増えていくはずです。必ずしも日本より高い報酬がもらえるわけでもないため、注意は必要ですが。技術の有無次第でしょうが、現地の日当が2000円くらいの案件もあると聞きました。

中国での庭づくりで一番大変だったのは、休みがないことです。当たり前のように、着工から完了までスケジュールがタイトに組まれています。休んでいいのはお葬式と結婚式だけというのが、現地の一般常識だと聞きました。しかも朝の6時から夕方の6時までが定時なので、拘束時間もかなり長い。日本から行った私たちに関しては、始業時間が8時半頃からでまだゆとりがありましたし、「好きな時に休んでいい」とも言われていました。ただ、綿密な予定に合わせて私たちもかなり根を詰めて仕事をしましたね(日本に戻ってから十分な休みをとりました)。
待遇・条件が素晴らしい中国のお庭案件
この働き方以外はかなり快適。現場から徒歩圏内にリゾートホテルしかなかったのもありますが、とても素敵な宿泊先を取ってもらえました。食事に関しても全くお金を使わなくていいなど待遇が素晴らしかったです。通訳の方がいないと契約面を上手く進められませんでしたが、そこさえクリアできれば、庭づくりに関してはある程度お任せでしたし、悪くない条件だったと思います。通訳を1人雇ってでも、依頼を受ける価値があります。

腕のある日本の職人さんだったら、中国でもいくらでも良い仕事ができると体感した海外出張でした。
本テーマについて、境目研究家の安田さんと対談した記事はコチラです。
