2025.3.24
庭の植栽として雑木の価値が見出されるまで

いつから雑木の庭は注目され始めたのか?
こちらの記事では、私たちの考える理想の庭について、また代表である中島の経歴や会社のことなどをお伝えしていきたいと思います。
今回は「雑木の庭ブームまでの経緯」をテーマにお伝えします。
長く続く「雑木の庭」ブーム
direct nagomiのホームページには「雑木」という検索ワードでたどりつく方々が多いんです。この言葉は日常の生活ではあまり使われず、お庭業界特有の言葉かもしれません。この木々を活かした空間設計は長年人気で、雑誌でも「雑木の庭特集」がたびたび組まれています。

もともと、雑木とは「木材として使われない広葉樹」の単なる総称でした。そこから、あえて積極的に取り入れられるスタイルが流行り始め、ブームに。最近でもこの空間が持つ「人の手があまり入ってない雰囲気」を希望するお客様が増えている印象です。細かく綺麗に仕立てる日本庭園とは、ある意味真逆の位置にあります。
「仕立てる庭」と「仕立てない庭」の植樹の違い
もちろん日本庭園のような「仕立てる庭」と雑木の庭のような「仕立てない庭」では利用される樹木が異なります。前者では松やマキの木、杉の木など手入れによって美しくなる種類が多いのに対し、後者でよく扱われるのは管理があまり不要な品種です。剪定などの手間が生じますが、松の仲間であるアカマツのように雑木っぽい雰囲気で植えられるものもあります。

ご要望がない限り、私たちとしてはかなりメンテナンスが伴う木々は基本的に用いません。成長速度が穏やかな雑木を選ぶようにしています。
雑木のバリューが高まったきっかけ
「雑木の庭」自体が注目され始めたのは、テレビチャンピオンの「ガーデニング王」が放送された頃からです。direct nagomi代表の中島が勤めていた茨城の会社の社長がアオダモやナツハゼを植栽した庭を手掛け、大きな話題に。こうしたお庭が広まり、人気が出てきたのは良かったのですが、その分雑木はどんどん値上がりました。今では当時の約10倍の価格です。ニーズが増し、あまり使い道のなかった木の価値が高まったわけです。

とはいえ、「仕立てる庭」よりは今でもコストを安く抑えられますし、あまり手もかからないので、このブームはまだまだ続くと思います。雑木の庭づくりは私たちの強み。これからもお客様にメンテナンスフリーで気軽に楽しめる空間を届けていきたいです。
本テーマについて、境目研究家の安田さんと対談した記事はコチラです。
