2025.4.11
お庭の「ニュートラルポジション」とは?

木や石を最適な場所へと配置します
こちらの記事では、私たちの考える理想の庭について、また代表である中島の経歴や会社のことなどをお伝えしていきたいと思います。
今回は「お庭の『ニュートラルポジション』」をテーマにお伝えします。
お庭にも「ニュートラルポジション」があります
「ニュートラルポジション」についてご存知でしょうか。いろんな場面で用いられる言葉ですが、意味するところは「正しい位置」。たとえば家の中でも一つひとつの物に定位置があり、使用後に必ずその場所に戻すことで快適な生活が保たれています。

木の植え方や石を置く場所などお庭にもニュートラルポジションが存在します。最初のデザイン段階でいろんな変化を視野に入れながら、全体の中からベストなポジションを割り出しています。庭師個人の感性が大きく詳細に言語化するのは難しいため、お客様にはなかなか伝わりづらいかもしれません。「侘び寂び」のような感じです。
direct nagomi代表の中島はかつて師匠から「もみじの葉っぱが道に落ちていても、それも景色の一部になる。ただ落ちているだけなら掃除しないように」と言われていました。反対に、端に寄っていたら汚く見えてしまうため掃いていたそうです。

育てるのに奥が深い雑木「もみじ」
もみじは雑木の中でも見た目が華やかですが、ベストな状態を保つのに知識や経験が欠かせません。松の木のようにきれいに整えるより、自然な樹形を楽しむものだからこそ、剪定が逆に難しいです。「切ったことがわからないように」手入れが求められるのです。
川沿いや大きな庭園のもみじは最終スケールまで育っているので、放っておいても美しい。お庭だとそこまで大きくできないため、人の手でその形を再現しないといけません。

「もみじを植えてください」とご要望いただくことは多く、その場合は必ずプロによる剪定を依頼するようにお伝えしています。樹種も一般的なイロハモミジではなく、伸び方のおとなしいコハウチワカエデをおすすめしています。もみじは紅葉も楽しめるし、落ち葉さえも景色になる。けれども、植える時には注意が必要な奥深い雑木の1つです。
本テーマについて、境目研究家の安田さんと対談した記事はコチラです。
